平成17年度研究談話会


平成17年度第4回研究談話会

演題:ニシン研究の現状と展開方向の私案 外
演者:小林 時正(西海区水産研究所長) 外2名
日時:平成18年1月26日(木) 14:00〜17:00
場所:会議室

ニシン研究の取り組みに向けた研究談話会の開催

 独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所ではニシンを北方性重要魚類と位置付けて、平成18年度から生理学の分野から研究を開始し、将来的には生態学から資源学まで含めた分野横断的な総合研究を推進することとしています。そこで、ニシン研究を開始する上で必要となるニシン研究の現状と問題点を探るため、我が国のニシン研究の第一人者である小林時正博士(水産総合研究センター西海区水産研究所所長)を講師として向かえ、平成18年1月26日に北海道区水産研究所会議室においてニシンのミニシンポジウムとも言える研究談話会(第4回所内談話会)を開催しました。研究談話会では北海道立釧路水産試験場の研究者及び水産総合研究センター厚岸栽培漁業センター職員の方々の参加を得て、初期生態の最新情報や種苗放流に係わる現状と問題点等に関する話題提供をいただくとともに、小林時正博士には「ニシン研究の現状と展開方向の私案」と題する講演をしていただき、北海道区水産研究所各部から参集した多くの研究職員を含め、ニシンの文化論から進化系統、遺伝学、生態学資源学にいたる幅広い議論が展開されました。
 小林博士は、翌1月27日には北海道区水産研究所幹部職員とともに、厚岸栽培漁業センターにおいて種苗生産及び種苗放流に関する現状と問題点に関して意見交換を行いました。その後、別海漁業協同組合を訪れて風蓮湖ニシンの漁獲状況並びに種苗放流効果について実態調査を行った後に、別海町ニシン種苗生産センターにおいて種苗生産現場の視察と担当者への助言等を行いました。


「ニシン研究の現状と展開方向の私案」小林時正氏(水産総合研究センター西海区水産研究所長)


「厚岸栽培センターにおけるニシンの種苗放流について」村上直人氏(水産総合研究センター厚岸栽培漁業センター)


「石狩湾ニシンの成長速度と年級豊度」石田良太郎氏(北海道立釧路水産試験場)


談話会の模様

 
ニシンの稚魚(別海町ニシン種苗生産センターにおいて)


平成17年度第3回研究談話会

演題:直接推定調査による資源評価 −その利点と欠点−
演者:本田 聡(亜寒帯漁業資源部 資源評価研究室)
日時:平成18年1月18日(水) 10:00〜11:00
場所:会議室


平成17年度第2回研究談話会

演題:二酸化炭素など物質循環に果たす大陸棚・大陸斜面の役割
演者:角皆静男(北海道大学名誉教授、前日本海洋学会長)、小埜恒夫(亜寒帯海洋環境部 生物環境研究室)
日時:平成17年12月20日(火) 14:00〜16:00
場所:会議室


平成17年度資源部・海洋部合同ゼミ

演題:北光丸搭載の海洋版GIS(地理情報システム)ソフト「マリンエクスプローラ」講習会
演者(講師):伊藤氏(環境シミュレーション研究所) 
日時:平成17年10月6日(木) 9:00〜7日(金)17:00
場所:会議室


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