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機関運営の評価(以下「機関評価」という)は、研究資源の適正な配分と適切な運営管理を通じて、北水研の設置目的に即した研究開発能力が最大限に発揮され、着実に研究成果が上がるよう、北水研の運営について厳正な評価を実施し、その結果を所の運営改善等に反映させるものです。このため、外部専門家又は外部有識者等に評価者として委員を委嘱し、評価の適正化を期するものです。本年度の会議で重点的に評価を頂く事項として、広報・情報発信を通しての研究成果の公表ならびに 利活用を取り上げました。
平成13年2月9日(金)13:30〜17:00
北海道区水産研究所 会議室
1 北海道区水産研究所の活動状況と前年度運営会議等の指摘事項への対応について
1)前年度運営会議の指摘事項への対応
2)北水研の活動状況と成果について
3)「科学技術に関する行政監察」結果に基づく勧告について
4)質疑応答
2 北海道区水産研究所の研究の推進方向について
1)独立行政法人「水産総合研究センター」の中期目標・中期計画と
北水研の新規研究課題について
2)北海道ブロック推進会議と部会の活動と今後の方針
3)広報・情報発信について期待される役割
4)質疑応答
3 機関評価についての協議
4 評価結果の概要説明と質疑
評価・指摘事項(H13年2月) |
対応状況(H13年4月) |
1.総括的評価 |
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平成12年度の運営、研究、広報のいずれの活動とも評価できる。独立行政法人化後も、地域の発展を念頭におき、なお一層の努力をすること。 |
独法化後の北水研の運営、研究、広報活動については、地域の発展にさらに貢献するため、海域特性を活かした研究を活発化するよう、北水研内部でさらに検討し、北海道ブロック研究推進会議などを通じ地域のニーズを把握しながら努力していきたい。 |
2.北海道区水産研究所の運営に関すること |
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1)関連機関との連携・協力について | |
前年度要望した資源評価に係る研究・調査員の増員については、努力のあとが見受けられる。できるなら、更なる努力を払うこと。 |
1)資源研究の体制の強化について、連携大学院制度やオーバドクターの活用など可能なシステムを利用すると共に、水試等他の試験研究機関との連携強化に努力していきたい。 |
2)情報資料・広報活動について |
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@研究成果の公開等の広報活動は、評価できる。ただし、現場との交流方法等(例えば、交流の機会)について工夫すべき。 |
@現場との交流については、地域水試や漁業団体との交流会に出席し報告を行っている。さらに沿岸漁業については現場調査を行う際、指導普及所や漁協の協力の下、問題点の把握や成果の報告等を行っている。沖合資源についてはブロック資源管理委員会などにおける意見交換等を通じて漁業者と交流し資源・海洋研究の成果を報告している。今後ともこれらの交流の機会を有効に利用しつつ、配布資料をより分かり易くするなどの工夫を試みたい。 |
A調査研究成果・資料の公開を可能な限り迅速に行うこと。 |
A今後、農林水産技術会議ウエッブ上で、研究報告、研究成果情報などの研究成果が全文公開される予定である。また北水研ホームページ上でも、北水研ニュース、ミニ情報、おさかなセミナーを迅速に公開している。さらに調査研究成果を学会誌や研究報告にできるだけ早く発表するように努めたい。 |
B所内組織の名称が、平成10年度に変更になったが(例えば、亜寒帯漁業資源部、海区水産業研究部等)、一般の人には判りづらい。今までとの違いを、一般に判りやすく説明すること。 |
B 一般向けの広報として、北水研要覧を作成すると共にホームページに載せているが、これを13年度中に一般の人にも分かりやすい名称の説明や略称の設定も含め改訂する。 |
3)その他、運営に関すること | |
独立行政法人化後も、目的意識を強く持ち、地域との連携を強く図ることを要望する。
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3)地域との連携を強化する方策を、道、大学、普及指導所等並びに学際領域の道内研究機関との連携協力に努める。また、北海道ブロック研究推進会議等を通じてスケトウダラやさけ・ます類の研究で共同研究等の具体的方策を検討し、実行する。 |
3.北海道区水産研究所の研究に関すること | |
1)研究課題について | |
北海道にあるという存在意義を十分に意識して、研究を進めること。また、水産業上の対外的な対応(例えば、日ロ)に関係するような課題にも取り組むこと。 |
1)国際的な対応として、さけ・ます類、ロシア水域やベーリング海のスケトウダラ等の資源調査研究、国際交渉への資料提出、会議出席等で貢献してきた。今後も、日ロ両国の水域を回遊する水産資源の研究について、漁業分野における日ロ間の科学技術協力計画のもとで推進して参りたい。 |
2)研究成果について |
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これまでの研究成果の公開については、評価できる。なお、研究成果の現場への普及の努力も続けること。 |
2)学会報告や委託調査で得られた研究成果のうち現場で利用できるものについては、道や普及員を通して現場へ普及して参りたい。 |
運営会議(機関評価)委員 | |
北海道大学水産学部長 | 絵面 良男 |
北海道指導漁業協同組合連合会専務 | 高橋 昭一 |
北海道機船漁業協同組合連合会専務理事 | 高田 民雄 |
釧路西部地区水産技術普及指導所長 | 福田 勝利 |
北海道水産林務部研究普及室長 | 武内 良雄 |
北海道立釧路水産試験場長 | 竹内 健二 |
日本栽培漁業協会厚岸事業場長 | 錦 昭夫 |
さけ・ます資源管理センター所長 | 大西 勝弘 |
所内説明員 | |
所長 | 稲田 伊史 |
企画連絡室長 | 山本 正昭 |
亜寒帯漁業資源部長 | 水戸 啓一 |
亜寒帯海洋環境部長 | 柏井 誠 |
海区水産業研究部長 | 田 義成 |
国際海洋資源研究官 | 石田 行正 |
庶務課長 | 今田 了 |
事務局 | |
企画連絡科長 | 中村 好和 |
情報係長 | 竹谷 清児 |
情報係 | 杉山 成一 |
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