おさかなセミナーくしろ2002 砂浜の生き物、貝類より   

 現在のホタテガイの生産量は年産50万トン
以上と多く、単一種としては魚介藻類のなか
で日本一の量です。過去はそう多くはありま
せんでした。特に1945年から25年間は低迷し
ていましたが、1970年から急速に増加しまし
た。それは養殖と増殖が発達したからです。
1960年代までは天然資源に依存していたため、
豊凶変動が著しい漁業でした。1960年代半ば
に天然採苗の技術開発に成功して、大量の種
苗生産が可能になり、それ以降に養殖と増殖
ができるようになりました。生産推移は養殖
が最初は多かったのですが、今では増殖のほ
うが多くなっています。水揚げ統計では増殖
の収穫と天然漁獲を区別せず一括集計されて
いますが、近年の水揚げの殆どは増殖生産と
みなして差し支えないと思われます。
 産地は東北地方から北の海域ですが、北海
道の生産が圧倒的に多く約8割を占めます。
増殖(一部天然を含む)生産は網走支庁・宗
谷支庁の順に多く、次いで根室支庁となって
います。釧路支庁の厚岸でも生産があります。
養殖生産は青森県と渡島支庁で多く、他に胆
振支庁・宮城県・網走支庁などがあります。
(伊藤)

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