4月23日に厚岸漁業協同組合の魚市場において、恒例のニシンの採卵と人工授精が厚岸湾ニシン放流技術検討会主催で行われました。
厚岸周辺では3月頃から産卵のために回帰したニシンが漁獲され始めることから、毎年4月に漁業者、厚岸漁業協同組合、厚岸町、釧路地区水産技術普及指導所、道立釧路水産試験場および北水研厚岸栽培技術開発センターの関係者が参加して、当日に漁獲されたニシンを使って採卵と人工授精を行っています。
この日に得られた受精卵は、厚岸栽培技術開発センターの水槽に収容して放流する7月まで飼育します。放流した稚魚は2年後には23cm程度に成長します。
今年はおよそ75万尾の稚魚を厚岸湾や浜中湾などに放流する計画です。
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