漁業調査船 探海丸(たんかいまる)

漁業調査船 探海丸

 本船は、北太平洋、オホ-ツク海及び北部日本海(ロシア200海里水域を含む)において、海洋観測及び漁業資源調査を行う漁業調査船である。
 本船の特徴として、1977年の漁船の安全のための国際条約による復元性基準を満足するほか、調査船として、特に冬の北部日本海及び北太平洋における海洋観測に耐えうる様、十分な作業性、凌波性及び耐航性を有している。
 調査船として本格的な調査機器並びに各種漁労設備を搭載し、観測調査のために、特に優れた微速航行が可能な性能を有している。
 また、GPS及びロラン航法装置による航跡自動記録も可能としている。各種機器の集中、遠隔操縦方式の採用や省エネルギ-対策も十分考慮されており、推進機関900馬力の中速エンジンを1基1軸可変ピッチプロペとし、主機駆動発電器が搭載されている。さらに、バウブラスタ-を装備している。
 長期にわたる調査に耐えうる様、住居区の防音、防振、防寒及び 防露対策を十分考慮し、快適かつ衛生的な居住設備を有すると共に 公害防止のため、汚水処理装置を完備している。
 平成6年8月の改造工事により、最大搭載人員増及び観測機器、航海機器等の大幅な機能向上がなされた。

1.主要寸法

2.定員

3.主機関及び推進機

4.観測機器等


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