![]() おさかなセミナーくしろ2001「磯の生き物の科学」より 露出した岩が多い岩礁海岸や大きな岩が点在する点石海岸を、一般的に「磯」と呼んでいます。磯では長い年月にわたる波の作用で、潮だまり(タードプール)など色々特徴的な地形が見られます。その地形は気候条件や潮の満ち干と関連して、磯に生活する色々な生物に対して千差万別のすみ場を提供しています。 潮の満ち干の最大差は釧路では1.5mほどですが、九州西岸では2〜5m、カナダのファンデー湾では約14mに達します。釧路の平均潮位+87cmで、今年最も潮がひく日は6月23日(−10cm)、最も満ちる日は7月23日(+49cm)です。なお、潮のひき具合は地形やその日の気圧・風によっても変わります。 潮の満ち干は太陽と月の位置関係によって生じる引力の相違でおこります。満月と新月の時には潮の満ち干の差が大きくなるので大潮といいます。半月の時には潮の満ち干の差が小さくなり小潮と呼ばれます。潮の満ち干地球の自転によって基本的に1日に2回起こります。(名畑)
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