おさかなセミナーくしろ2002 砂浜の生き物、貝類より   
 北海道で最も漁獲量の多い二枚貝は
ホタテガイですが、釧路管内ではさほ
ど多くなく、アサリとホッキガイの漁
獲量が多くなっています。平成12年
の釧路管内における漁獲量はホッキガ
イ 614トン、アサリ1042トンで、北海
道内の総漁獲量に占める割合はホッキ
ガイ12%、アサリ70%になっています。
アサリに関しては道内随一の産地とい
えます。市町村別にみますと、ホッキ
ガイは白糠町、釧路市、釧路町、厚岸
町、浜中町で漁獲されています。白糠
町、厚岸町、浜中町では毎年 100トン
以上が漁獲されています。一方、アサ
リは厚岸町と浜中町で漁獲され、量的
には厚岸町が圧倒的に多くなっていま
す。
  また、釧路管内におけるアサリとホ
ッキガイの漁獲量は平成元年以降、ア
サリは増加傾向にあり、ホッキガイは
500トン前後で安定しています。資源
的には良好な状態にあります。しかし、
価格はアサリ、ホッキガイともに下落
傾向にあります。特にホッキガイの下
落幅が大きく、平成元年には1sあた
り 700円前後であった出荷価格が、平
成12年には400円前後にまで下落し、
関係者は頭を悩まされています。(秦)

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