我が国におけるさけ・ます資源の現状と課題
さけ・ます類は、北日本の水産業において極めて重要な水産資源であり、ふ化放流事業を基本に造成が図られています。しかしながら、近年は海洋環境の変化等により、回帰率が大幅に低下しています。ここでは、我が国におけるさけ・ます資源の現状や課題、課題に対する取組について、紹介します。
さけ・ます資源の現状
※ 水産庁と国立研究開発法人水産研究・教育機構「国際漁業資源の現況」へのリンクです。
- 平成30年度国際漁業資源の現況(2019年3月29日)
さけ・ます資源の増殖と管理
※ 国立研究開発法人水産研究・教育機構北海道区水産研究ホームページへのリンクです。
- さけ・ますふ化放流事業の概要
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さけ・ます増殖事業における種卵の長距離移殖に対する考え方(
1MB、2017年9月14日)
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野生魚を活用した持続可能なさけます漁業と増殖事業(
3MB、SALMON情報 第10号 2016年3月)
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カラフトマスの資源回復を目指して ~自然産卵の漁業資源寄与率推定~(
1MB、北の海から 第25号 2016年3月)
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斜里川におけるサクラマスの自然再生産~ペーメン川とオニセップ川における産卵状況~(
1MB、SALMON情報 第12号 2018年3月)
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サクラマスのまもり方・ふやし方~川でできること~ 地域特性に応じた河川の適正利用によるそ上親魚と降海幼魚保全のための指針(
4MB、2010年3月15日)
漁獲量減少の要因と対応策
- 我が国のサケ漁獲量は近年、減少傾向にあります。
- 資料:本ホームページ「背景」
- 不漁の要因として、サケ稚魚が海に降りる時期の海洋環境が生存に不適だったことによる回帰率の低下が指摘されています。
- 資料:平成29年度漁期におけるサケ資源状況について(
2MB、2018年8月7日).(北海道区水産研究所「平成30年度さけます報告会」)
- 資料:平成29年度漁期におけるサケ資源状況について(
- 水産庁では、要因を踏まえた対応策として、放流後の状況を調査し海洋環境の変化に対応した効果的な放流手法の検証や放流後の河川や沿岸での減耗を回避するための技術開発等を実施しています。
- 資料:平成29年度サケ資源回帰率向上調査事業調査報告書(
4MB、2018年3月).(農林水産省ホームページ「平成29年度成果物一覧>一般会計233」より作成)
- 資料:さけ・ます資源回復推進事業(平成30年度予算).(水産庁ホームページ)
- 資料:平成29年度サケ資源回帰率向上調査事業調査報告書(