組織について

北水研要覧2016(H28)年度版要覧(A4版4ページ,PDF0.6MB)

所長挨拶

中津所長近撮平成28年4月から、これまでの「水産総合研究センター」が「水産大学校」と統合し、法人名を「水産研究・教育機構」と改めるとともに、水産に関する研究開発と水産業を担う人材育成を合わせて行うことで、水産業の更なる振興を図っていくこととなりました。 

北海道区水産研究所が立地している北海道は、日本における最大の食料基地であり、中でもサケ・マス類、ホタテガイ、カニ類、ウニ類、コンブ類など美味しい水産物の宝庫でもあります。北海道の水産物は、日本国民のみならず世界の人々から憧れの食品となっており、輸出の拡大や外国からの旅行者の増加にもつながっています。また、平成25年には水産物を重要な食材とする「和食」がユネスコの無形文化遺産への登録が認められ、海外での和食ブームが拡大しています。さらに、政府が目指す「水産日本の復活」を実現するために期待されている、ナマコ類やホタテガイなど輸出品として優れた水産物も多く生産されています。 

一方で、これらの水産資源も地球温暖化の影響を含む海洋環境の変化により、生産が減少したり、年によっては生産が不安定になること、また、ライフスタイルや食生活の変化による水産物消費の減少、漁業経営の低迷と後継者不足など水産業を取り巻く課題はたくさんあります。 

このため、北海道区水産研究所では、水産研究・教育機構の持つ総合的な研究開発能力をもとに、北海道立総合研究機構や北海道大学などの試験研究機関、水産庁や北海道庁などの行政機関等と連携して、北海道を含む亜寒帯水域における海洋環境モニタリング、科学的な資源評価、増養殖等の研究・技術開発、研究成果・技術の社会への普及を行うとともに、さけ・ます類の個体群維持のためのふ化放流及びその放流技術の普及改善と資源維持のための研究開発などに積極的に取り組んでまいります。 

今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 平成28年4月 北海道区水産研究所 所長 中津 達也

役割

 北海道周辺は親潮・対馬暖流・流氷などの恵みを受け、水産資源が豊富で活発な水産業が営まれています。また、海洋生態系は地球温暖化をはじめ様々な影響を受けて常に変動しています。

 当所では、世界有数の漁場である北海道周辺とそれに連なる亜寒帯水域において、
(1) 地球温暖化の影響を含む海洋生態系のモニタリングとその変動機構・モデル化・観測精度向上の研究、
(2) 海洋環境の影響などを考慮したスケトウダラ・マダラ・スルメイカなど重要水産資源の持続的利用の研究および現場との双方向コミュニケーション、
(3) 沿岸漁場環境の保全・修復並びにウニなど沿岸重要水産資源の増養殖の研究と現場への橋渡し、
(4) さけます類の個体群維持のためのふ化放流および放流技術の改善と民間への普及並びに資源の維持・管理のための研究、
を行っています。 

北海道区水産研究所(札幌)の外観
北海道区水産研究所(札幌)
釧路庁舎の航空写真
釧路庁舎
漁業調査船北光丸
漁業調査船 北光丸

組織図

施設配置図

施設配置図